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正しい方向性を認識するきっかけに。「ブランドアワード」立ち上げへの思い

皆さんこんにちは! WEMEX(ウィーメックス株式会社)広報担当です。

我々WEMEXは、従業員全員が同じ方向を目指し再出発するため、大切にしていきたいことを改めてリーダーたちで話し合い、2023年4月にパーパス・バリューを設定しました。そして現在、私たちが設定したバリューを“自分事化”するための取り組みに力を入れています。

今回は、2023年度に実施したバリュー推進活動の結果を踏まえ、バリューをより体現しているチームを表彰する取り組み「ブランドアワード」について、立ち上げに関わった2名にインタビュー。「ブランドアワード」の概要や目指す先について話してもらいました。

当社のパーパス・バリューについて、詳しくは以下の記事もご参照ください!
パーパス・バリューの浸透活動について語る|エバンジェリスト座談会|WEMEX公式note

■「ブランドアワード」は経営企画部と人事総務部がリード

──早速ですが、自己紹介をお願いします。

伊藤:経営企画部の伊藤です。
今井:人事総務部の今井です。

左:人事総務部 部長 今井/右:経営企画部 部長 伊藤

──「ブランドアワード」における担当業務を教えてください。

伊藤:PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)をリードする立場として、本アワードの運営に参画しています。

新会社「ウィーメックス株式会社」の設立と新たなパーパス・バリューを2023年1月に対外的に公表するとともに、これらを社内にはどのように浸透させ、社外にもどのように発信していくかをマーケティング部主体で設計しスタートさせました。これらは会社全体の骨組みになる部分なので、最初は経営企画部の一員として携わっていました。

2023年4月には、「バリュー浸透プロジェクト」がスタートしました。経営企画部を中心にクロスファンクションでチームを組み、複数の部署と一緒に取り組んでいくことが決まりました。そのため、私はいくつかの分科会をまとめる立場として参画することになりました。

今井:私は2023年8月に当社に中途入社しました。その頃既に「バリュー浸透プロジェクト」は伊藤さんが全体の旗振り役として推進していましたが、私が入社した8月頃から、社内ではエバンジェリスト(=伝道師)が本プロジェクトの主役となり、各部署や営業所ごとにバリュー浸透活動を行うことになりました。本プロジェクトの一環として行われている「バリュー浸透研修」は、人事総務部がリーダーシップをとることになり、私もその段階から関わるようになりました。

■初めての取り組み「ブランドアワード」とは?

──2024年4月に開催予定の「ブランドアワード」とは一体どんなものなのでしょうか?

伊藤:「ブランドアワード」とは、バリューを体現しているチームを表彰する取り組みのことです。これまでに「バリュー浸透研修」を3回行い、各部署や営業所単位でバリュー浸透のための2023年度の目標を設定してもらいました。その後、各チームが目標に向けてどのような活動を行ったかを毎月レポートしてもらい、従業員の投票と事務局の審査で毎月ランキング付けを、4か月にわたり合計4回行ってきました。

最終的には2024年4月開催予定の「ブランドアワード」で、約100チームを8つのブロックに分け、各ブロックで最も得票数の高かった1チームを選び、計8チームにこれまでの活動に関するプレゼンを行ってもらいます。そして、金賞、銀賞、銅賞を決定します。

レポート例

今井:簡単に言うと、全部で約100チームが書類で予選を行い、その中から8チームが決勝に進出し、決勝では各チームの代表者が本社でプレゼンを行い、全従業員が投票して賞が決まる仕組みです。

──「ブランドアワード」実施の目的を教えてください。

伊藤:目的としては「従業員のパーパス・バリューへの理解と共感を高める」こと、そして「パーパス・バリューに基づいた行動を賞賛する組織文化を醸成する」ことです。

表彰されることは、自分たちが正しい方向に進んでいることを認識できる貴重な機会です。しかしそれ以上に、他のチームがどういったことをしていて、どの方向に進むのが正しいのかを理解することが非常に大切だと考えています。

他のチームのプレゼン内容や表彰されたチームの取り組みを参考にして、自分たちのチームが今後どのように取り組むことが求められているかを理解してもらえる場を目指しています。

今井:プレゼン自体は、各チームの発表が3分ずつで、計8チームなので、全体では約30分です。プレゼン以外にも、「ブランドアワード」ではレクリエーションも取り入れて、社内の交流を深めていく予定です。

■1年で取り組んだこんなこと

──パーパス・バリューへの理解と共感を高めるプロジェクトでは、そのほかにはどういったことをしてきたのでしょうか?

伊藤:まず、バリューの浸透を促進するためのワークショップを、今井さんにしっかりとリードしてもらっています。

また、こういった活動を進める上では社内外への情報発信と周知徹底が非常に大事だと思っています。社内サイトで活動内容を共有したり、対外的にも、このnoteを通じて取り組みの一部やパーパス・バリューを発信したりしています。

対外的に情報を発信することで、従業員のモチベーションアップにも良い影響を与えると考えています。また、WEMEXという社名を知っていただくためのマーケティング活動の一環という側面もあります。
これらの取り組みを2023年度は重点的に進めてきました。

今井:伊藤さんが担っている役割は、「バリューの浸透をどのように進めていくか」という戦略を立てることだと思っています。

私の役割は、立てられた戦略を、従業員に理解してもらい、実際に実行してもらうための仕組みや仕掛けを作ることです。

「バリュー浸透研修」では、外部のパートナーにも協力を仰ぎ、まずはバリューに対する理解を深めることからスタートしました。2023年10月からは、毎月活動報告レポートを提出してもらう形で成果の見える化を4か月間続けてきました。

ただ、シートを提出して終わりでは意味がないので、全体的に参加を促し、やる気を引き出すために、例えば表彰などの取り組みが良いのではないかという提案もしました。そして、今回のトークテーマである「ブランドアワード」の企画にも一緒に関わっています。

さらに、2024年4月からは新たな人事評価制度を導入し、成果につながる行動を「バリュー評価」として評価に組み込んでいきます。日々の業務遂行においてバリューに基づいた行動を意識してもらうことが狙いです。

■永続的にやっていけるような仕組みに変えていきたい

──「ブランドアワード」は2024年度以降のバリュー浸透にどのように関わっていくと考えていますか?

伊藤:2023年度はバリュー浸透活動を開始した初年度ということもあり、研修に始まり毎月のレポート提出など、かなり密度の濃い時間を過ごしてきたのではないかと思っています。おかげさまで、本取り組みを通じてある程度バリューへの理解は促進されたので、今後はこの取り組みを永続的にやっていけるような仕組みに変えていきたいですね。

今井:来期以降の姿はまさに今、議論を進めています。

そもそもバリュー浸透を進める目的は、会社全体に良い影響をもたらすためです。「先駆×共創」、「挑戦×進化」、「誠実×情熱」の6つのバリューはそういった行動を取ること自体が目的ではなく、その行動の先にある何らかの価値、例えば生産性が向上し残業が削減されて従業員のワークライフバランスが改善するなどの価値につながっているのです。従業員一人ひとりがバリュー行動を実践することが最終的に当社の企業活動に価値を生み出し、それがまた自分たちに還元されてくるというサイクルを実感できれば、さらなるバリュー行動の実践につながっていくはずです。

当社には従業員の成果を表彰する「パフォーマンス賞」という制度があります。これをバリューの実践と結びつけ、バリューの実践とパフォーマンスは一体であるという意識を高めていきたいと考えています。新たに設定した「ブランドアワード」と既存の制度を融合させ、進化させていくことに来期はトライしたいですね。

■“アワード”が競い合う存在のものになったら

──来期の「ブランドアワード」の計画、そして次回の開催時にはどういった状態になっているといいなという期待値を教えてください。

伊藤:2023年度は、バリューへの一定の認知と実践が少しずつ見られるようになってきたと感じています。ただし、まだまだ状況にはばらつきがありますので、全体的な取り組みを向上させていきたいと考えています。

そして、2023年10月に当社の子会社となったウィーメックス ヘルスケアシステムズ内でも、バリュー浸透活動が出来ている状態が理想ですし、アワードの存在が「私も賞を受賞したい」と、互いに切磋琢磨し、競い合うきっかけになると良いとも思います。

今井:やはり、今はまだ「やらされている感」があるのではないかと感じます。来期には、「やりたい」という気持ちになっている状態を目指したいです。

とはいえ、人事制度や評価制度に組み込まれると、どうしても「やらなきゃならない」というプレッシャーが生じるので、100%「やりたい」という気持ちに持っていくのは難しいです。少なくとも「やらされている感」ではなく、自分たちが主役であるという意識を多くの人に持ってもらいたいと思っています。

今回の「ブランドアワード」で決勝に進む方々のように、主役は自分たちであり、主体的に行動することが重要であると自覚する人を増やしていきたいです。

将来的には、noteなどの対外的な発信を見た他社の方々に、当社のバリュー浸透活動や「ブランドアワード」を参考にしたいと思ってもらえる取り組みになっていると嬉しいです。

──ありがとうございました!